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知識
 
手 水
 「てみず」または「ちょうず」と読みます。
 神社でおまいりする祭には、手を洗い口をすすいで身を清めます。手水とは、神社の鳥居をくぐってすぐにある手水舎(てみずや)で、拝礼の前に手を洗うことをいいます。また、その際につかう水を指すこともあります。当神社の水盤には「漱水(そうすい)」と書かれています。

《手水の起源》
 手水の由来は神話に描かれています。イザナギ神がイザナミ神を追いかけて黄泉(よみ)の国(死者の国)へ行きましたが、変わり果てたイザナミ神を見て黄泉の国から逃げ帰りました。
※ちなみに、当神社の主祭神である「菊理姫命(くくりひめのみこと)」はこの逃げるときに登場されます。
 その後、体に付いた黄泉の穢(けが)れを落とすため、筑紫(つくし)の阿波岐原(あはきはら)という場所で禊(みそぎ)をおこない、身を清めました。 日本の神社:手水の作法 《手水の作法》 (柄杓:ひしゃく)

1.柄杓は右手に持ち、左手から洗っていきます。

2.柄杓を左手に持ち替え、右手を洗います。

3.もう一度柄杓を右手に持ち替えて、左手で水をうけて、口をすすぎます。それからまた左手を洗います。

4.柄杓を立てるようにして、柄杓の柄に水を流して洗い、元あったところに戻します。

パワースポットクエスト:手水舎の作法と豆知識

【漱】音読み:ソウ 訓読み:うがい・くちすす(ぐ)・すす(ぐ) 意 味:口をすすぐ。うがいをする。すすぐ。
 <手水を使う時の注意点>
口をすすいで水を吐き出す時は、左手を軽く添えて口元が見えないように 柄杓には、絶対に口をつけない 柄杓で汲んだ水が足りなくならないように
 <手水奉仕を受ける場合の作法>
両手で水を受けて、両手を同時に清める 両手で水を受けて口をすすぐ 両手で水を受けて、両手を同時に清める 拭紙(ぬぐいがみ)などで口と手を拭う