神社
知識
 
鳥 居
 鳥居は、神の世界と人間世界の結界の意味があり、多くの神社で用いられています。
 鳥居の真ん中は「神様が通る道」といわれており、私たちが真ん中を通ることは「神様の通り道」を塞ぐことになってしまいます。そのため、神社を訪れて鳥居をくぐるときには、私たちは真ん中を通ることは遠慮して左右どちらかに寄って行くようにします。
 また、鳥居をくぐる際には-歩手前で立ち止まり、一礼してから鳥居をくぐります。神社に入る時だけではなく出る時も鳥居で一礼をします。
日本文化研究ブログ:鳥居

《鳥居の起源や歴史には諸説あります》

・ユダヤ教と関連があるという説 「トリイ」という発音は、ヘブライ語で「門」を意味します。また、古代イスラ工ルの建物の玄関口は、鳥居とそっくりの形をしているそうです。

・古事記の天岩戸説 天照大神が天岩戸に閉じこもり、国中が真っ暗になったとき、なんとか天照大神に出てきてもらうため、天岩戸の入り口にあった宿木(やどりぎ)に鳥を乗せて鳴かせたという言い伝えがあります。「宿木に鳥を乗せた=鳥が居る」ことで、そのまま鳥居という建造物になったと言われています。