神社
知識
 
神社で行われているお祭り
 新年度の最初に行われるお祭りは奉告祭です。「奉告」とは「神仏や貴人につつしんで知らせること」です。そして奉告祭とは、これまでのことを感謝し、その気持ちを神様に奉告するお祭りです。神話において伊弉諾(いざなぎ)命と伊弉册(いざなみ)命が神々の前で夫婦の契りを交わしたのを起源とされています。
 神社では、毎年1年を通していろいろなお祭り(神事)があります。
 そもそも神社とは、神様をお招きし、その場所にお鎮まりいただいた神様へのご奉仕をする場所であり、この神様へのご奉仕こそが「お祭り」です。
日本の神さまと神社:伊邪那岐命・伊邪那美命・・

 神社で行われているお祭りは大祭・中祭・小祭・諸祭に分けられます。

・大祭=例祭・祈年祭・新嘗祭・神社のご鎮座に関わるお祭

・中祭=歳旦祭・元始祭・紀元祭・昭和祭・神嘗奉祝祭・明治祭・天長祭(皇室と関わりの深いお祭)

・小祭=月次祭など

・諸祭=入学、卒業、就職、結婚など人生の節目に関わる報告祭・祈願祭・家内安全・商売繁盛・安産・病気平癒・厄除け・お宮参り・七五三参りなど

 いずれも神様に神饌を捧げることでしてご接待を行い、神様に喜んでいただき、祝詞を奏上することで神様のご神徳をいただいて、皇室を始め天下、地域の安寧と発展、さらには願い事をする氏子崇敬者の繁栄を祈るものなのです。